選曲統計「水太陽」2020年1月15日〜12月16日
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この選曲統計は、Cat Professor's Selected Listで公表した曲のうち、2020年1月15日〜12月16日までの1011曲を対象として、IBM SPSS Statisticsを使用して集計した結果である。
| COVID-19がOPENに与えた影響の経緯(2020年) | |
|---|---|
| 期間 | 対策 |
| 2020/4/7〜5/26 | 臨時休業 |
| 5/27〜6/21 | 時短営業で再開(営業時間は18:00〜22:00) |
| 6/22〜8/2 | 通常営業(平日の終業時刻が24:00) |
| 8/3〜9/15 | 時短営業(営業時間は18:00〜22:00) |
| 9/16〜12/31 | 通常営業(平日の終業時刻が24:00) |
| 用語 | |
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表1-1はCat Professorが2020年1月15日〜12月16日までに選曲した1011曲のリリース年または録音年（以下、「リリース年」と称す）の単純集計結果であり、デケイド単位では、1964年以前が0.3%、1965〜1974年が12.1%、1975〜1984年が20.0%、1985〜1994年が8.0%、1995〜2004年が1.3%、2005〜2014年が8.1%、2015年以降が45.8%(、うち2018年が6.3%、2019年が6.8%、2020年が24.6%)であった。なお、リリース年または録音年が不明な「不明」が0.3%、リリースされていない未発表曲は4.2%であった。
表1-1 2020年1月15日〜12月16日までの1011曲のリリース年の割合(%)
| N | % | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| デケイド | うちわけ | 小計 | デケイド | うちわけ | 小計 | ||
| 計 | 1011 | 100.0 | |||||
| 1964年以前 | 3 | - | - | 0.3 | - | - | |
| 1965〜1974年 | 122 | - | 324 | 12.1 | - | 32.0 | |
| 1975〜1984年 | 202 | - | 20.0 | - | |||
| 1985〜1994年 | 81 | - | - | 8.0 | - | - | |
| 1995〜2004年 | 13 | - | - | 1.3 | - | - | |
| 2005〜2014年 | 82 | - | - | 8.1 | - | - | |
| 2015年以降 | 463 | - | - | 45.8 | - | - | |
| うち2018年 | - | 64 | - | - | 6.3 | - | |
| うち2019年 | - | 69 | - | - | 6.8 | - | |
| うち2020年 | - | 249 | - | - | 24.6 | - | |
| 不明 | 3 | - | - | 0.3 | - | - | |
| 未発表曲 | 42 | - | - | 4.2 | - | - | |
選曲のリリース年の特徴は、まず、デケイド単位では2015年以降の曲が45.8%ともっとも多かった。つぎに、リリース年が1975年〜1984年の、ヒューマン･トラック期で、かつ、歌詞の内容がアフリカ、ゲットー、信仰といった"roots"に関するコンシャス･リリックが多かった時期の曲が20.0%とデケイド単位では第二位であった。また、1965年〜1974年の、ヒューマン･トラック期で、かつ、Heavenless革命によりワンドロップと呼ばれるC2･4S3(/4)リズム類型が確立した時期である、1965〜1974年が12.1%であり、1965年〜1984年の、いわばヒューマン･トラック&ワンドロップ期が32.0%であった。つまり、選曲をリリース時期別に見ると、2015年以降が約4割、1965年〜1984年が約3割であった。
表2-1はCat Professorが2020年1月15日〜12月16日までに選曲した1011曲のジャンルの単純集計結果を表示した。なお、Cat Professorは音楽のジャンル分けを信用していないため、選曲リストではこのジャンルは公表しておらず、ここでの分類はかなり恣意的なものである。その結果は、1%以上のジャンルは多かった順に、1位がレゲエ(C2･4S3(/4))の81.0%、2位がレゲエ(その他)の13.0%、3位がR&Bの3.4%、4位がロックの1.4%であった。
表2-1 2020年1月15日〜12月16日に選曲した1011曲のジャンルの割合(%)
| ジャンル | N | % |
|---|---|---|
| 合計 | 1011 | 100.0 |
| レゲエ(C2･4S3(/4)) | 819 | 81.0 |
| レゲエ(その他) | 131 | 13.0 |
| スカ | 0 | 0.0 |
| R&B | 34 | 3.4 |
| ハウス | 5 | 0.5 |
| ロック | 14 | 1.4 |
| ジャズ | 4 | 0.4 |
| ラテン | 2 | 0.2 |
| その他 | 2 | 0.2 |
表2-2はCat Professorが2020年1月15日〜12月16日までに選曲した1011曲についての、ジャンルとデケイドとのクロス集計結果を表示した。
ジャンルでは81.0%とトップのレゲエ(C2･4S3(/4))(819曲)をデケイド別に見ると、多かった順に、2015年以降が43.8%、1975〜1984年が21.1%、1965〜1974年が12.8%であった。
ジャンルでは13.0%であったレゲエ(その他)(131曲)をデケイド別に見ると、多かった順に2015年以降が72.5%、1985〜1994年が19.1%であった。
ジャンルでは3.4%であったR&B(34曲)をデケイド別に見ると、多かった順に1975〜1984年が55.9%%、1965〜1974年が35.3%であった。
ジャンルでは1.4%であったロック(14曲)をデケイド別に見ると、多かった順に1975〜1984年が42.9%、1965〜1974年が35.7%あった。
デケイドの45.8%を占めた2015年以降(463曲)をジャンル別に見ると、レゲエ(C2･4S3(/4))の77.5%、および、レゲエ(その他)が20.5%と集中していた。
デケイドでは20.0%だった1975〜1984年(202曲)をジャンル別に見ると、レゲエ(C2･4S3(/4))の85.6%に集中しており、第2位はR&Bの9.4%であった。
表2-2 2020年1月15日〜12月16日に選曲した1011曲の ジャンルとデケイドのクロス集計表
表3-1はCat Professorが2020年1月15日〜12月16日に選曲した1011曲のメロディック・ベース・ラインの単純集計結果のうち、0.89%(9回)以上の15メロディック・ベース・ラインを表示した。1位の2018年にTad's Records Inc.がリメイクしたI'm Just Guy、4位のMy Heart is Gone、5位のParty Time、(同率)8位のFeel Like Jumping、8位のStars、(同率)11位のHeavenless、11位のLove Me Foreverと、Studio One原産のメロディック・ベース・ラインが上位を占める結果となった。また、1位のI'm Just GuyはBuju Banton(2020) "Ganja Man"、3位のBeverley's原産のIsraelitesはMr. Bertus(2020) "Ganja for Life"において、2020年にGanja Tuneとしてリメイクされている。2020年産の新作リズム・トラックではC2･4S3(/4)リズム・パターンのCali Rootsが2位に入った。*5･10･17･22(/24)リズム・パターンでは、2018年産のWorld Vibesが同率11位に入り、表3-1には掲載していない2020年産のTdaはリリースが2020年12月4月と遅かったため5回、0.49%に留まった。 表3-1 2020年1月15日〜12月16日に選曲した1011曲のメロディック・ベース・ラインの割合(%)
表4-1はCat Professorが2020年1月15日〜12月16日に選曲した1011曲についてのアーティストの単純集計結果のうち、既発表曲に限定して、0.59%(6回)以上の52アーティストを表示した。なお、ここでは、フィーチャリング・アーティストがクレジットされていればメインのアーティスト名義とは区別している。
表4-1 2020年1月15日〜12月16日に選曲した1011曲のアーティストの割合(%)（同率の場合はアーティスト名のJISコード(アルファベット)順）
表5-1はCat Professorが2020年1月15日〜12月16日に選曲した1011曲についての曲の単純集計結果のうち、0.40%(4回)以上の58曲を表示した。 1位の"Ganja Farmer"はさまざまなダブ・ヴァージョンをロング・ミックスしたため首位となった。 同率2位のMr. Bertus(2020)"Ganja for Life"は2020年のGanja Tuneで、同率11位のDesmond Dekker and the Aces(1968)"Israelitesは同じメロディック・ベース・ラインの原曲、6位のBuju Banton(2020)"Ganja Man"は2020年のGanja Tuneで、同率2位のAlton Ellis(1967)"I'm Just Guy"は同じメロディック・ベース・ラインの原曲で上位にきた。 同率11位のFunkadelic(1978)"One Nation Under a Groove"は、One Natioin under a Grooveのアルバム・ジャケットをもとにSakaiがデザインしたスカジャンを猫が着てきたついでにかけたために上位にランクインした。 表5-1 2020年1月15日〜12月16日に選曲した1011曲の曲の割合(%)（同率の場合は曲名のJISコード(アルファベット)順）
© by Cat Professor, 2021年1月7日公表、2024年2月15日更新
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